病院長のごあいさつ 病院長の齋藤淳一です。 新型コロナウイルス感染症も令和5年5月より、5類感染症となりました。しかし、5類移行後も、感染症対策を続行し、病院を円滑に運営しております。 その中で、当院は、稲城市唯一の総合病院であり、皆様の拠り所となるべき市立病院です。医療の質向上をはかり、皆様に信頼されうる病院でなければなりません。 そのためにも、私がまず重点を置く点としては、病診連携・救急医療の強化、そして特色のある病院づくりです。 稲城市周辺を含めた医療機関との連携体制をより一層構築し、地域の医療機関とのやりとりがスムーズにできるように、地域医療支援センターを令和4年度より立ち上げております。今後も一定の急性期期間を過ぎた入院患者様の逆紹介も推進し、地域の医療機関と共存共栄する関係性を構築してきたいと考えております。 また、稲城市民および地域の方々から選ばれる病院になるため、地域の皆様に求められる医療提供体制を築き、特に救急に関しては、二次救急医療機関として可能な限り対応できる体制づくりを強化していきます。 こうした医療の中で、最も私が大事にしたいことは、「信頼とぬくもりのある病院でありたい」ということです。この当院の本理念を第一とし、患者様に心から寄り添う医療を職員一同一体となって行ってまいります。 市立病院では、自治体病院としての役割を果たしつつ、経営基盤の安定化を図りながら、皆様が求める医療需要への対応と良質な医療提供に、今後も努めてまいります。 令和5年8月稲城市立病院 病院長 齋藤 淳一 病院事業管理者のごあいさつ 病院事業管理者の再就任に当たって 皆様こんにちは。稲城市病院事業管理者の松﨑でございます。 稲城市高橋市長より病院事業管理者を命ぜられました。私は平成31年に病院事業管理者の職に就きまして、これで2期目になります。稲城市立病院事業をこれから4年間管理運営して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 また、皆様におかれましては、日頃より稲城市立病院をご利用して戴き、心より感謝を申し上げます。 当院は稲城市が開設した自治体病院です。私は令和3年度まで病院長を兼務しましたが、新型コロナウイルス感染症の対応に追われて、当院が自治体病院の役割を十分に全うできなかったのではないかと危惧しておりました。本年5月8日より新型コロナウイルス感染症は5類に移行しますが、感染症対策を徹底して皆様に安心で安全な医療を提供して参ります。 さて、総務省から「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」の通知を受けて、本年4月から稲城市立病院経営強化プランがスタートします。私は経営強化プランの中で2027年に向けた稲城市立病院ビジョンを掲げました。病院理念である「信頼とぬくもりのある医療提供」と「地方公務員として住民の付託に応えること」を遵守して、病院職員共に病院ビジョンを実現して参ります。 結びになりますが、病院事業管理者の再就任を受けて、病院事業の改善に取組み、皆様に良質な医療を継続して提供するとともに、南多摩地域の中核病院として皆様から信頼される病院になるよう努めて参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 令和5年6月 稲城市立病院 病院事業管理者 松﨑 章二