環境配慮への取り組み 焼却熱の有効利用 当院では、多摩川衛生組合(ごみ焼却処理施設)のごみ焼却の余熱を、冷暖房等のエネルギー源として有効活用しています。 可燃ゴミを焼却処理する際の焼却熱で発生した蒸気は高温水に熱交換され、高温水管(往・環2管循環)により1.2km離れた病院に供給されています。 病院では130度で供給された高温水を、冷暖房および給湯のエネルギー源として活用し、80度で衛生組合に戻しています。 このエネルギーの活用により、都市ガス使用量の削減とともに、地球温暖化の要因となる二酸化炭素の発生量抑制にも努めています。 クリーンセンター多摩川(屋上から望む) 概略図 地下水の有効利用 病院敷地内の地下を通っているJR武蔵野南線のトンネルから湧き出ている地下水をポンプで汲み上げ、病院内のトイレの洗浄水や冷暖房の補給水として利用しています。 災害などにより上水の供給が絶たれた場合には、この水を滅菌・濾過して飲料水として利用します。病院本館地下に220トンの受水槽を設置していますが、オーバーフローした水は病院北側を流れる谷戸川に放流されており、隣接する大丸公園から谷戸川に流れる“せせらぎ”にもこの水が利用されています。 病院玄関の周りを流れています 隣接する大丸公園から谷戸川へと流れる“せせらぎ”